青森県の平均寿命は男女ともに全国最下位で、その原因としてがんの死亡率が高いことが指摘されています。
がんの中でも罹患率は、男性:1位 胃がん、2位 大腸がん、3位 肺がん。女性:1位 乳がん、2位 大腸がん、3位 胃がんとなっており、消化管がんが上位を占めています。
がんの死亡率を下げるためには、やはり早期発見、早期治療が大事になります。
当院では、丁寧で苦痛の少ない内視鏡検査を提供することによって、今までつらいから、こわいからという理由で胃カメラ、大腸カメラ検査を避けてきた方に検査を受けて頂き、胃がん、大腸がんの早期発見に貢献します。
がんの罹患率 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
1位 | 胃がん | 乳がん |
2位 | 大腸がん | 大腸がん |
3位 | 肺がん | 胃がん |
当院では以前検査を受けて、苦しくてもう二度と検査を受けたくない。やったことは無いがこわくて検査を受けたくない。という方のために鎮静剤を使用し、眠った状態で受けて頂くこともできます。
ただし次のようなデメリットなどがあることから、積極的にお勧めしているわけではありません。
鎮静剤使用により、血圧が下がったり、呼吸が弱くなったりする可能性もあり、酸素投与や心電図、酸素飽和度モニターなど十分に注意して行いますが、それでも偶発症が起こる可能性はありますし、全国的にみると年間数件の死亡の報告もあります。
なるべく丁寧な内視鏡操作を心がけ、嘔吐反射の強い方には経鼻内視鏡を使用するなど、鎮静剤なしでも苦痛の少ない検査を実施しますのでご検討ください。
また、偶発症のリスクが高いと思われる、高齢者、重い呼吸器疾患、心疾患、腎疾患、肝疾患などの方には、鎮静剤の使用を控えさせて頂きます。
鎮静剤(当院ではミダゾラム使用)は、重症筋無力症、急性閉塞隅角緑内障の患者様には禁忌となっておりますので、使用できません。緑内障治療中の方は、鎮静剤使用の可否に関して事前にかかりつけ医にご相談をお願いします。